ジョナス滞在記

ヒューくんをはじめ、日向のためにイラストをたくさん
描きおろしてくれたアーティストのジョナスさん。
大自然の中でサーフィンライフを楽しむ動物たちの絵で、
世界的な人気に火がついた作家さんです。
ふだんはシドニーの海辺でサーフィンと創作活動、
そして会社経営を楽しんでいる彼に、今回は日向に来てもらいました。
日向のよさを実際に感じて、絵を描いてもらいたかったからです。

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まずは市長にご挨拶に。

おいしいへべすとヒューくんのモデルとなった

ニホンカモシカの話題で盛り上がりました。

滞在中は旅の疲れも見せずに、

ヒュー!日向チームメンバーとの

打ち合わせを何度も重ねてくれました。

一緒に来てくれた彼女のステファニーさん。

獣医を目指してシドニーの大学に通う彼女も、

動物と自然が大好き。一緒に美々津などを訪れ、

日向の歴史も知ってもらいました。

毎朝5時には起きて、

お倉ヶ浜や金ヶ浜の

波を体験したジョナスさん。

早朝の海岸で、

ニホンカモシカの足跡に遭遇!?

ヒューくんが会いに来てくれたのかな?

浜辺から虹が!

日向が歓迎してくれているみたいで

うれしいです。

波がいいだけじゃなくて、

日向にはおいしいものがたくさんあることに

驚いていたジョナスさん。

日向の新鮮な魚に驚いていました。

「お刺身が最高においしかったです!

あ、でもとんカツも地鶏も宮崎牛も…」

お箸の使い方が上手です!

馬ヶ背、クルスの海、米ノ山など

日向の大自然や伝統を味わえる名所も観光。

「波を待っている間、海の中から見る日向の山が

丸っこくてとても好きです。」

とジョナスさん。

日向のサーファーには、

すでにジョナスの大ファンだった方も。

ジョナスにおそろいのTシャツを

プレゼントしてくれました!記念撮影!

日向名物へべすのスカッシュを楽しむふたり。

ビールにもいつも、へべすを入れて楽しんでいました。

お世話になったゲストハウスにも

サインが残っています。

美しい朝焼けに

「日向の海はまるでおとぎ話の舞台のようだ」

とつぶやいていたジョナスさん。

日向の人や自然のやさしさ、

食べ物のおいしさに感激して

シドニーに帰っていきました。


「こんなところ、世界のどこにもないですね。」


ジョナスさんに、日向滞在の感想や、創作活動についてインタビューしてみました。
ぜひのんびりお楽しみください。

自然と静かに向き合うことで、自然と一体になれる。
だからサーフィンが大好きなんです。

ジョナスさんはいつから雄大な自然や動物をモチーフに
イラストを描き始めたんですか?

小さい頃からそこに紙があれば、イラストを描いてました。
そこからだんだん自分が好きなもの、アウトドアやサーフィン、
そして動物をモチーフに描くようになりました。

スウェーデンで育ったとのことですが、
スウェーデンでもサーフィンってできるんでしょうか…?

スウェーデンの雄大な自然と
そのあと住むことになったオーストラリアの
サーフィンカルチャーがコンビネーションしているんだと思います。
ふだんは意識して描いているわけではないのですが。

どうしてサーフィンにそんなに夢中になったんでしょうか?

サーフィンが一番好きな理由は、
自然と一体化するような気持ちが味わえること。
実際サーフィンは波にのる時間は一瞬で、
待っている時間の方が長いんです。
その時に海にいながら自然と一体化している気分だったり、
海からみえる山などの地形もすばらしくて、それを眺めるのも好きだし、
自分だけの世界に入れる空気も好きで…
そういう時間をサーフィンは自分にくれる。だから好きなのです。

サーフィンを始めて、何年くらいですか?

15歳のときに始めて、20年以上たってますね。
友達と一緒に泊まれるタイプのフォルクスワーゲンで
デンマークやドイツ、フランスの海外沿いを寝泊りしながら
サーフィンしてまわっていました。

今まで世界中のいろんな場所をまわられたと思うんですが、
どこがよかったですか?

オーストラリアのAUSSIE PIPEという
シドニーから3時間ぐらい南に行ったところなんですけど、
ナショナルパークを通ってテントに寝泊りもできて
サーフィンもできる。とても美しい景色を楽しめます。
あとはホノルルかな。
ワイキキビーチでロングボートをかりてやったんですが、
AUSSIE PIPEとは正反対で、海のまわりに建物もいっぱいあって、
人もたくさんいて、クールな体験でした。

日向はとてもユニーク。
いい波と、いい自然、そしておいしい食べ物。
そのコンビネーションがすばらしい。

日向でのサーフィンは、どうでした?

とてもいい波でした!
最初は台風の影響があって
潮も波もバラバラな感じだったんですが
今日はものすごくいい波でした。
パーフェクトです。

ジョナスさんにとっていい波ってどんな感じですか?

あんまり大きすぎず、小さな波が好きなんです。
あんまり大きいと怖いから笑
といっても、背の高さぐらいの、
頭よりちょっと上ぐらいの波が好きです。
風もなくて、そしてなにより水温が暖かいのが好きです笑
日向の波はパーフェクトで、すごく楽しめました。

海以外で日向の気に入った場所はありましたか?

海の中から見る日向の山並みがまるっこくて、
それがとても好きでした。
シドニーにくらべるとトロピカルな雰囲気があって…
シドニーの前に住んでいた
ゴールドコーストのバイロンベイを思い出させます。
有名なサーフスポットですが、
そこも海から見える山並みがまるっこいんですよ。
でも、日向はスローでトロピカルな雰囲気もあり、
おいしいお店もいっぱいあって…とてもユニークな場所です。

日向で印象的だった出来事は?

こっちに来てから、ありがたいことに
毎日おいしいお店に案内してもらって…。
おいしいものがこんなにたくさんあって、
自然もたくさんあって、すごいいい波があって、
そのコンビネーションが素晴らしいですよね。

人はどうでしたか?

みんなスーパーフレンドリーでした。
市役所の方はもちろん、市長さんも、
サーフショップの人たちも、みんな!
短い間に沢山の人にあったので、名前覚えられなかったのですが...笑
あと、初めてこっちについたとき、
ATMでお金がおろせなくて困っていたら
おろせるATMまで日向の人が車で連れていってくれて。
しかも、元いた場所まで送り返してくれました。
みなさん、とても親切で驚きました。

山で暮らしていたけど、海と恋に落ちて、
サーフィンが大好きになったヒューくん。
どこか自分と重なりました。

ヒューくんをどんなキャラクタ—として
イメージしながら描きましたか?

山で暮らしていたけど、海と恋に落ちて、
サーフィンが大好きになったヒューくんは、
山に囲まれたスウェーデンで育ち、
サーフィンを大好きになった自分と重なりました。
でも、ヒューくんのほうがサーファーとしては
僕よりは上ですけどね笑
そしてヒューくんは、リラックスしながら生きている。
人生を謳歌し、楽しみながら生きています。
素敵なリラックスガイなんだ、とイメージしながら描きました。

世界で一番リラックスできるサーフタウンを目指す日向に、
アドバイスがあれば教えてください。

YEAH!まず、自分がすごく思うのは
サーフタウンとしての日向の魅力を
もっと世の中に広げてほしい、知らせてほしいということ
もっと口コミなり宣伝なり、情報を出したほうがいいと思いました。

が、がんばります!
これから日向に来るサーファーたちにアドバイスはありますか?

うーん......特にないですね笑
いや、日向はとても美しい町で
ウエットスーツもいらないぐらい暖かい気候で
波もとてもいいし、サーフィン終わってからも
冷たいビールとものすごくおいしい食べ物もあるので
ぜひ来てください!
今つくっているサイトも
どのサーフタウンのサイトより、すばらしいと思います。
とてもかっこいいものになりそうだから、ぜひ完成させてください。
そして英語版もいずれ作ってください。

がんばります!
日向の人々にも、メッセージをお願いします。

ぼくを迎えてくれて、ありがとうございます。
そして友達みたいに接してくれて、
やさしくしてくれて、ありがとうございます。
日向は絶対リラックスサーフタウンになると思います。
もっと知らせてほしいし、くればみんな夢中になると思います。

ありがとうございました!

初めてのインタビューで慣れないので緊張しました。
大丈夫だといいのですが笑


ジョナス・クレアッソン

スウェーデン・ストックホルム出身、シドニー在住のイラストレーター。オーストラリアでのサーフィンライフと北欧のルーツが融合したユニークな世界観を持つ。動物たちが美しい自然と共生する絵が、世界中のサーファーたちの間で話題に。アルファベットごとの動物が、サーフィンを楽しむ絵本「THE SURFING ANIMALS ALPHABET」を2015年出版。サーファーだけではなく大人から子供まで愛されている。

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